【テンプレート】ワークカードの所要日数を設定する

テンプレートから案件を開始する際に、各ワークカードに作業を完了する期限(期限日)が割り当てられます。加えて、着手するタイミングが予め決まっている場合には「開始日」を割り当てることも可能です。 実際にテンプレート上で設定作業を進める際には、各ワークカードの作業期間を表す「所要日数」を設定します。テンプレートから案件を開始する際に、各ワークカードに設定された所要日数を元に開始日が計算され、自動で割り当てられます。 ここでは、テンプレートから案件を開始する際に開始日を割り当てる際の基準となる「所要日数」についてご案内します。
案件の開始日に関する詳細は「【案件】ワークカードの開始日を設定する」をご確認ください。
⚠️
所要日数は「Expertプラン」のお客様のみ利用可能です。

■所要日数の概要

BYARD上で日付を表すものとして以下のものがあります。
用語適用される範囲説明
開始日案件ワークカードの着手開始を表す日付
期限日案件・テンプレートワークカードの期限を表す日付
基準日テンプレートテンプレートから案件を開始する際に、案件上の各ワークカードに割り当てられる期限日の基準となる日付
所要日数テンプレートワークカードを開始してから終了するまでに必要する日数
開始日と期限日は名前の通り、ワークを開始する日と期限となる日を表します。 これらは主に実際に業務を進行する案件上で使用される用語となります。

基準日について

基本的に開始日と期限日は、テンプレートから案件を開始する際に自動で計算し割り当てられます。 その中でも、期限日を自動計算する際の計算対象となるものが「基準日」です。 案件では2月1日といったように具体的な日付が期限日に入りますが、業務の雛形となるテンプレートでは具体的な日付を入れることができません。 そこで、基準日という日付を使用し相対的に期限を計算します。 基準日は「0日」を基準として、テンプレート上で-2日や+5日といった日付を指定します。そして、案件を開始する際に基準日の0日に該当する具体的な日付を設定します。例えば、2月1日を基準日として案件を開始すると、テンプレート上で設定された-2日や+5日という日付が加算され、案件上では1月30日や2月6日といった具体的な日付が割り当てられます。
基準日に関する詳細は「【テンプレート】基準日を設定する」をご確認ください。

所要日数について

「所要日数」は作業を開始してから完了するまでに必要とする期間のことです。作業を完了するまでに4日間を要する場合は、所要日数には4日を指定します。 この所要日数はテンプレート上のワークカード内で設定します。
テンプレート上で設定した所要日数は、案件上で「開始日」を自動で割り当てる際に使用されます。例えば、9月4日が期限となっているワークがあり、そのワークを完了するまでに4日間を要するとします。 その場合、9月4日の4日前である9月1日が開始日となります。(開始日当日も計算に含みます)
所要日数は必ずしも設定する必要はありません。例えば、前工程の作業が終わるまで着手できない作業や、期限だけが決まっていて着手するタイミングが決まっていない作業においては、期限日だけを設定することも可能です。
前述の通り所要日数の設定は必須ではありませんが、所要日数を設定することで作業の開始日が明確となるため、いつから作業を着手するか作業の計画を立てやすくなるメリットがあります。他にも業務全体でどれくらいの時間が必要となるかや、クリティカルパスが見えやすくなるメリットもあります。
 
💡
クリティカルパスとは、プロジェクトの完了に最も時間がかかり、完了が遅れると全体のスケジュールに影響を及ぼす重要な経路のことです。 クリティカルパスを特定することで、プロジェクトの遅延防止などの対策を講じることができるようになります。 BYARDでは業務プロセスを描くことができるため、どの作業に時間がかかると後の工程が止まってしまうか特定ができます。

■所要日数を設定する

1. 編集モードを開始する

テンプレートの中身を編集する際は、最初にテンプレートを「編集モード」にする必要があります。編集モードは[編集を開始]をクリックして切り替えることができます。
💡
テンプレートの編集は「オーナー」権限を持つユーザーが可能です。

2. ワークカードを開き、[所要日数]にチェックを入れる

ワークカードを開き、[所要日数]のチェックボックスにチェックを入れます。 所要日数にチェックを入れない場合は、開始した案件において「開始日」が設定されず「期限日」のみが設定された状態になります。

3. [所要日数]を設定する

所要日数を直接入力するか、上下のボタンをクリックして設定します。
 
💡
所要日数と開始日の考え方の例 テンプレート側で期限日を「0日」、所要日数を「5日」と設定したワークカードがあるとします。 テンプレートから案件を開始する際に基準日を「2024/11/20」と指定すると、案件上のワークカードでは開始日が基準日から5日前の「2024/11/16」、期限日が基準日から0日の「2024/11/20」となります。 開始日から所要日数である5日間が経過すると期限日となることから、上記の様な日付が設定されます。
 
📎
関連記事